飴色の背中に悲しみの茎がのびる

幼少のころから、さだまさし中島みゆきにアリスにユーミン谷山浩子に番外編として戸川純が入ったりもしますが、そんな曲たちを聴いて育ったわたしにとっては、どことなくなじみ深い音使い。
だけど、わたしが望んでいるカップリングはこーゆー曲ではないはず。
なのに、なのに、それなのに、ひとりじゃないさがわたしの心をわしづかみにして離してくれない。
理由はわかっています。駅前の交差点の て 。
その優しく響く て の前になすすべもなく、ひれ伏すしかないわたし。
何だろ。さとしの声っていったい何なんだろ。
ほんとになんでたった一人のこの人のこの声に、こんなにも翻弄されねばならんのか。ちょっと悔しい。
何が悔しいって、こんな想いが当の本人には決して伝わらないってこと。ああ、悔しい。ああ、切ない。